陶器の歴史

世界の焼き物

中国

中国の陶器

中国では陶器といえば、土器、陶器、磁器をすべてを指します。
紀元前14世紀(殷代中期)にはすでに釉薬を用いた陶器がありました。殷代後期には今日の磁器に不可欠なカオリン(白陶)が用いられました。
紀元前221年、秦の始皇帝が戦国時代の覇を制し、その後前漢・後漢と400年間秦漢文明を形成することになりますが、その象徴が兵馬俑です。
将軍・兵士など八千体にのぼる等身大の人形がすべて東方を向いて立ち、東方の国との戦闘に備えています。
後漢時代には磁器窯が発達し、その後の三国時代には華南・杭州を中心に古越磁が完成します。